日々のことつづり

シンプル身軽を目指しつつ、好きやこだわりも大切に。暮らし見直し中主婦の日常を綴っています。

コロナ下での稽古再開|茶道の魅力と面白さをあらためて思う

GWが始まりました。

夫は5日まできっちりお休み。

娘も基本はそうなのですが、一日だけ研究室の経過確認に出向かないといけないそうで。

それと、5日の演奏会に向けての最終練習が日曜日から続きます。

無事に正式な公演許可が下りたそうでほっとしているところです。

 

家族が休みで在宅だと断捨離&片付けもいったん小休止。

 

今日は、私の趣味・茶道について書いてみたいと思います。

流派は表千家。22歳から始めてそろそろ35年になります。

 

 

公民館の茶道クラブ 

コロナ下でのお稽古再開

ご縁があって一昨年の暮れから、市の公民館の茶道クラブに参加を始めました。

ところが年を明けてみればコロナの脅威がじわじわと。

 

緊急事態宣言で市の施設は閉鎖。

クラブの方々と、今後どうするべきか話し合いをしながら様子見が続いていました。

 

なにしろ茶道稽古というものは、同席同士で一緒にお菓子やお抹茶を頂くという飲食の外せないものです。

感染予防対策をたてるのがとても難しい。

 

そのうえ私自身が偏頭痛、高血圧、喘息持ち

時間の経過とともにクラブは少しずつ再開モードになっていきましたが、冬場の体調不良に悩まされていた私は、お休みを選択していました。

 

でも春になり暖かくなって体調が改善してくると、自分の中の「やっぱり茶道が好き」が抑え切れなくなってきて。

 

ようやく私も4月から参加を始めました。

 

公民館での対策と感想

公民館は15畳を二間利用していて、参加者は10名未満です。

十分な広さがあるので密は心配しなくても大丈夫。

 

クラブとして実践していることは次の通り。

  • マスク着用と、入退室時や点前の前後の手指消毒
  • 稽古場の窓開けで換気
  • 稽古前後のアルコール拭き掃除(取っ手やテーブルなど備品)
  • お菓子は個包装、持ち帰り可、箸を使っての取り回しはしない
  • 抹茶準備などはビニール手袋を着用
  • 茶碗、茶筅茶杓、茶巾は持参で点前でのお茶は自服する
  • お菓子やお抹茶を頂くときは会話をしない
  • 点前なしの参加者は後から自分で点てて頂いてもよい

参加してみると、ついつい今まで通りに素手でしそうな作業を、消毒して手袋をはめて…と工程が増えてやりにくい。

 

それに、クラブ所有のお釜や水指など、お道具のほとんどは共用で、いちいちすべてを消毒するのは無理があります。

正直これで大丈夫なのか、不安は拭えませんが…。

 

お道具の準備やお点前の時間はそれはもう楽しくて楽しくて(笑)

コロナなんかに大切な茶道をすたれさせてたまるか!

という怒りと意地が湧いてきた私なのでした。

 

ここからはそんな私と茶道のことを綴ってみます。

 

私と茶道・私なりに思う茶道の魅力

始めたきっかけ~ざっくり経歴

就職後に始めた華道の先生から茶道教室を紹介されて開始。

母の一言も後押し

「茶道をすると立ち居振る舞いがきれいになるわよ」

↓↓

当時、司馬遼太郎さんの歴史小説に嵌っていて、幕末以降の歴史を知るにつけ、日本人のくせに日本文化をしっかり知らない自分が恥ずかしくなり。

和の習いごとに興味津々だった。

↓↓

退社後の19:00から2時間半ほど、月4回のお稽古。

基本はお薄うす&お炭のセットか、お濃茶こいちゃのお点前のどちらか。

稽古中は一切メモ書きはできないので、家に戻るとノートに思い出せることを全て書き出し次のお稽古までにシミュレーションして、の繰り返し。

茶会や講習会に参加、すっかりのめり込む(笑)

↓↓

結婚後も車で片道1時間の道のりを同じ社中に通い講師資格を取得。

幼稚園のママ友さんたちに3年ほど自宅で指導(といっても子育てばなしが主でしたが(笑)

娘の中学受験準備で自宅稽古をやめる。自分のお稽古は継続。

↓↓

最上の盆点を相伝頂いたものの、更年期の体調不良がひどくなり、悩んだ末に休室、ほどなく師匠ご自身もご病気のため閉室。

↓↓

茶道仲間同士で、互いの家での勉強会を月1で継続。

↓↓

ママ友さんからのご依頼で自宅稽古を再開、2年ほどしたところで市の公民館クラブに参加。

↓↓

コロナ禍襲来!お稽古すべて中止!

↓↓

公民館のみ再開←イマココ(-"-)

 

お稽古そのもののおもしろさ

お稽古を始めて間もなく、その面白さに魅了されて稽古日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

 

お茶のお稽古の場では、日常とは違う空気感、雰囲気を味わうことができます。

 

和室に入り正座して背筋を伸ばす。

お扇子を膝前に置いてお礼をする。

 

お床に掛けられたお軸を見上げて書の文字としばし向き合い、傍らの茶花にほっこりと癒され。

釜からは、のぼる湯気と共にひゅ~と小さく聞こえてくる湯の沸くここちよい音。

部屋全体にふんわりと漂うお香の香り。

 

畳にはどっしりと据えられたお水指、その前には仕覆しふくに包まれ得も言われない存在感を放つお茶入れ(濃茶が入っている)が。

 

お棚があれば、飾られた薄茶器の美しい塗りや蒔絵を楽しめることも。

 

 

そういったお道具ひとつひとつに感じられる、準備されたご亭主(稽古では師匠)の心づくし

 

 

畳を歩く時はすたすた歩かず(笑)摺り足六歩表千家)ではんなりと。←かなり小股💦

器を持ち上げるにも、ぱっと掴み上げたり引きずったりせずに、二手や三手で丁寧に

 

あわただしい日常から切り離された空間、そこでこなされていく所作の数々には、難しさ以上に真剣に取り組みたくなる面白さがあって、習うごとにその所作の理由や意味が理解できるようになり、さらに面白くなっていきます。

 

たとえば、点前の道具を準備しておく水屋

ここで使うための、専用のお道具があります。

 

水指に水を溜めるにも、「水がめ」から「かいげ」(神社の手水で使うあれ)を使って水を汲み「水濾し」で濾しながら灌ぐ。

茶碗などを拭くふきん、台を拭くぞうきん手拭きもきちんと分けられて。

△我が家のお水屋のようす。準備したところ(一昨年撮影)

 

「蓋置ふたおきといって、お釜の蓋を載せるお道具があるのですが、これの上には柄杓の合(水をためるところ)も載せます。

なので、これを洗って拭く時には、上側はふきんで拭き、畳に付く底部はぞうきんで拭く、なんて細かいところまで気を配ります。

 

ところで、茶道稽古って和服でないといけないのでは?と思われがちですが、必ずしもそんなことはなくて、お社中にもよるのでしょうが、私が知っている限りでは和服必須のところはありませんでした。

 

わたしが服装で気を付けること

 

所作がしやすい=立つときに裾を踏みにくい、正座するときに窮屈すぎないなど

他の方が不快になられないようにする=スカートが短かすぎないなど

・時計や指輪などのアクセサリーは外す=お道具を傷つけたり、音が出ないように

 

 

正座し続けるのは確かに苦行ですが、これ、慣れです。

若いときには法事で親族に感心されたこともありました(笑)

 

歳を重ねると流石につらくなってくるのですが、しびれよりも、膝や座りダコが痛んだり、たまに”つったり”して。

体重が増えて筋肉も落ちるから、これは仕方ないのでしょうね😢

 

茶道から広がるいろいろな世界

茶道を続けていると、その網羅している世界の広さからいろんなものへの興味が次々に湧いてくる、それも茶道の面白さだと思っています。

 

たとえば、和菓子

お抹茶についてくるおまけ、ではなく(笑)和菓子そのものが既にひとつの芸術品。

 

懐石料理には世界遺産和食文化があります。

 

茶席に花を活けるということは華道文化とつながっているし、活ける花や枝からは茶花を育て愛でるという園芸にもつながっていきます。

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△私も茶花を育てています。3年めにしてやっと咲いたシライトソウ

茶碗や茶器、花器、水指や懐石のうつわなどには、陶芸や塗り物などの長い歴史と文化が。

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△春のお道具。

お茶を点てるには欠かせないお湯を沸かすための

茶道を習うまで炭を作る職人さんの存在なんて考えたこともなかった私です。

その炭の下のは茶汁をかけたりして丹念に作られます。

 

炭火で沸いた美味しいお湯をさらにおいしくしてくれるのが鉄の釜

南部鉄器の伝統が偲ばれます。

 

柄杓や茶筅茶杓などの小さい道具にも、竹細工の古くからの伝統技術が受け継がれていて。

 

畳を敷いた和室、茶室や茶庭を見れば、もっとダイナミックな建築文化

お茶席に掛けられたお軸には、の思想があり、歴史があり。

 

そして和服

日本人の正装でもある和服文化の伝統の重み、和装の楽しさ。

和服を着て畳に座ったときの、背筋の伸びるすがすがしい気持ち。

普段の生活では、なかなか味わうことができません。

 

この全てに共通して重んじられている、日本の四季折々の季節感と美しさ。

 

茶道をやっていると、日本が誇る様々な伝統文化への扉が開かれて、それらについてもっと知りたいと思うようになります。

 

そして、日本人でよかったな、日本の文化って素晴らしいな、日本って美しい国だな、ととても自然に感じることができるんです。

 

これぞ茶道の大きな魅力☆だと思っています。

 

こぼれ話&終わりに

茶道をすれば立ち居振る舞いがきれいになる、は本当らしい(笑)

私に熱心に勧めてくれた母は、若いときに少しの間だけ、お寺で尼僧から習ったのだと言っていました。

 

自身は短期間で実感はなかったものの、長く習っている知人を見て「立ち居振る舞いが美しいな」と思ったそうです。

 

で、私はどうなったのかというと。

 

無意識のうちに咄嗟に出てしまった所作にはっとしたり、他人から指摘されて、そうなのかなと思うことがたびたび。。

 

茶道では「丸向こう角手前」と言って、お茶碗などの丸いものを回すときは右手を向こう側に押し出して回し(丸回し※ただし飲むときは違います)、お盆などの四角いものは右向こうの角を手前に引いて回す(角回し)いう所作があります。

 

職場で、あるとき四角いお盆に載ったものを渡すのに、ついつい角まわしで出してしまいました。

受け取った上司が目を丸めつつも笑いながら

「これはなんだか、凄く丁寧に…。ありがとう」と(笑)

 

着物の展示会場で、畳に座ってお店の方の説明を聞いていたら、

「お茶をやっておられますか?」と。

どうして分かったのかしらと不思議で尋ねると

「畳に座られているときの姿勢が。背筋が伸びてきれいです」

へぇ、そうなんだ~とこちらがびっくり。

 

別のところでは、娘の習い事のお教室で。

私も同席するので、娘に続いてお庭の靴脱ぎ石から引き戸を開け閉めして入室するのですが、あるとき先生が

「なにか作法の先生とかされていますか?」と。

え、と面食らいつつ

「いえ、あの…茶道をやっています」

と答えると、

「あーやっぱり ^^。他のお母さまとなにか違うんですよ~お部屋への入り方とか」

そ、そうですか?と恐縮しまくり。

 

そして、もう一度教えてと声をかけてくれたママ友さんからは、私の所作が素敵だから同じようになりたくて、と仰って頂けてまたまたびっくり!

嬉しいやら恥ずかしいやらです(滝汗)

 

まだまだ勉強不足な上に、日ごろ優雅で丁寧な暮らしとはかけ離れたバタバタ生活の私でも、長年のお稽古で身に付いたものは確かにあるように感じています。

 

コロナに負けず、好きを大切に

私の「好き」について、たくさん書かせて頂きました。

 

コロナのせいで、私と同じようにご自分の「好き」を存分に楽しめない皆様も多いことと思います。

 

ワクチンが行き渡りコロナに打ち勝って、また以前のように皆様の「好き」を堪能できる日が一日でも早く来ますように。

 

私も精一杯、今できる稽古や準備をしながら乗り越えたいと思います。

 

*おまけ*

「そうそう!ほんとまさしくこの通り!お茶のお稽古ってこれだよね~^O^」

と茶道仲間同士で大盛り上がりした映画『日々是好日』

「お茶の先生」を見事に体現されている樹木希林さんの素敵な佇まいに、黒木華さんや多部未華子さんの、おっかなびっくりな初々しさ。

茶道のいろいろな楽しさ、魅力が詰まっています。

未経験の方にこそ、観て頂きたい一本です♡

 

*最後までお読みいただきありがとうございました*

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