開けてから1週間過ぎたというのに、連休の話題ばっかりで恐縮です。
去年もしつこかった気が…💦
ところでなんだか私にしては珍しく記事アップが続いています。
このモチベーションをいつまでキープできるのか自分…😑
GW最終日は母の日でした。
この日は、娘が1年次から続けてきた大学オケサークルを引退する、最後の演奏会の日でもありました。
3歳からの20年間、ほぼ毎年観てきた、なにがしかの「発表会」
それも今日でおしまい、と思うといろいろな想いがこみ上げてきて…
楽しそうに満足そうにヴァイオリンを奏でる娘の姿にうるうる😢。。
私にとっては最高の♡母の日となったのでした。
備忘録として。
これから習い事をと考えているどなたかの参考にもなればと。
またまた長くなりそうですが、我が家のこれまでを綴ってみます。
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子供の頃の習い事歴。私の場合
娘の習い事を語る前に、自分語りを。
初めての習いごとは幼稚園のときのオルガン教室。
小学校の6年間はピアノと書道。
どちらも親が勝手に決めてきて、先生のところに一緒に連れていかれて始めました。
オルガン教室は園に先生がみえて教えてくださるスタイル。
その先生のことが大好きだったので、まあ楽しんでいたんだと思う。
ピアノと書道は、やりたいかどうか聞かれた覚えもなく、親の判断で一方的に決められたと思われます。
実はわたし、幼児期の事故で指に少々ハンデがあります。
幼いある日、なぜかドアの蝶番のところに指を入れて遊んでいたらしく、風でドアが閉まって…。
右手の小指の第一関節から先がつぶれてしまいました。
その時に診てくださったお医者様が、私のいったい何を見て感じられたものか
「この子は音楽の才があるから、なにか楽器をやらせてあげるといいですよ、ヴァイオリンとか」
と仰ったそうで。
でもヴァイオリンの先生なんて田舎にはいないだろう、オルガンをやっていたのでそれならピアノを、となったらしい。
後日その話を聞いたときに、なんでピアノなの。指が無理じゃん、1オクターブ届かないのに!と抗議してしまった私でした。
(ヴァイオリンの先生見つけてほしかった~、が本心)
習うことに決めた先生というのが、父方の伯母の知人で学校の先生ご夫妻。
ご主人が書道、奥様がピアノを家で教えていらっしゃって、うちから歩いて10分くらいだから、といういきさつ。
その伯母というのが、親族の中でも発言力の強い方で。
末弟である父の嫁としては、母も従うしかなかったのだろうな、とは思います。
それにしても後々残念過ぎたことは、教員でありながら自宅で教えて月謝をとるのは副業扱いで本来はご法度のため、書道では級や段の申請をしてもらえなかったし、ピアノも発表会やコンクール参加など全くなしだったこと、です。
書道を習っていたご主人にはけっこうかわいがっていただいて、学校から出す市や県の書道展で賞も頂いていました。
でも、友達に何級なの?段とるの?なんて聞かれても答えられない。
級?段?なにそれ、状態。
それを知ってからは、なんだかやる気がなくなってしまいました。
一方のピアノ、教えてくださる奥様が子供心にも取りつく島のない気難しいお方で。
ピアノを弾くこと自体は楽しかったけれど、レッスンは全く楽しくなく、先生に会うのも通うのも憂鬱。
それでも少しでも上手くなりたい、という思いだけで通い続けましたが。
クラスの友達からは発表会の楽しそうな話を聞くのに自分のところにはそれがない。
それにある程度難易度が上がると、当然ながら小指のハンデで弾けない箇所、曲がでてきてしまう。
そんなこんなで、中学に上がる際に親に続けるかと聞かれたとき、やめたい、ときっぱり。
母と一緒に挨拶に行った後のせいせいした気持ち、今でも思い出すくらいです。
親に、なぜその二つだったのか(たとえばそろばんなどは、習っていた子が多かったのに)理由を聞いたことはないのだけど、伯母からの半分強引な勧め、家から近いこと、お月謝が払える額だったこと、楽器をという医師の言葉、などから判断してのことだったろうと思う。
決して裕福というわけでもなかった実家で、高価な楽器を買い、習いに行かせてもらえたことは感謝すべきことだったとも思います。
書道に関しては、母が達筆で好きでもあったので(子育て終了後、書道展に出したりしていた)選んだ理由として分かるし、基礎をしっかりやれたお陰で人前で字を書くことが恥ずかしくない程度の力はついたので、やってよかったと思う。
△母の書は家の中のあちこちに飾っています
つらかったのはピアノ。
譜読みができたため、音楽の授業や楽器演奏は好きで、合唱の指揮者に選ばれることもあったりと趣味の一分野にはなったものの。。
ことに中学に入ってしっかり習ってきた友人たちの実力を知るにつけ、6年やっても自分のレベルは全然高くないという現実を知り、なのに習っていたことを知っている周りからは弾けるという勝手なレッテルを張られ、人前では絶対に弾きたくないという自分の中では黒歴史になってしまいました。
そんな事情で、もしも将来こどもを持って習い事をさせてあげるなら
- 本人の意思を確認して尊重すること
- 近いから、安いからなどの安易な理由だけで先生を選ばないこと
- 先生と本人(と親も多少)の相性をよく見極めること
- 発表会など、成果を確認できてモチベーションアップにつながる場があること
これらは大事にしようと思ったのでした。
娘の習い事歴
で、娘の場合です。
- バレエ:3歳~中学受験で6年生から中断、中3の1年間復活=約12年間
- エレクトーン:ヤマハ幼児教室で6歳1年間
- ピアノ:小1~大学2年(高3と浪人の2年間中断)=約13年間
- 水泳:小2と小3の夏期のみ
- ヴァイオリン:ヤマハ個人レッスンで中2の1年間
※ヴァイオリン歴=中高一貫校の器楽部所属で6年間+大学オケ4年間=11年め
改めて書き出してみると、23歳にして、バレエとピアノとヴァイオリン、10年以上続けたものが3つもある。
すごいな~と感心してしまいます。
それぞれを始めた理由と習っていたときの状況
バレエに関しては親が「習わせたかった」部分が大きいけれど、他のものはみな自分から言いだしました。
バレエ
なぜバレエかというと、なにか一つは運動系のものをさせたかった。
体は資本なので定期的に鍛えられる場があるのは大事だと。
マイペースで競争心の少ないわが子を見て、個人でなく団体でできるもの、バリバリの競技系でないもの、と考えるとバレエがぴったりに思えて。
やっぱり親の勝手な思惑というものは入ってしまいますね。
それと、七五三の写真撮影時に、和服だと大泣きしていたのが、ドレスを見せられた途端に大得意でポーズをとったので、これは脈があるかもと(笑)
送迎のできる範囲で見つけた何か所かに体験に行き、一番楽しそうだったところ、先生のポリシーに共感できたところに決めました。
夫に似て股関節が簡単に180℃開く娘、踊ることが大好きになって、公園などでちょっとした舞台を見つけると飛んで行ってはポーズをとったり踊ったり。
まあ、柔らかすぎるせいで筋肉があまりつかなくて、幾分ヘナヘナな踊りになってしまったのが残念でしたが(笑)
中学受験を前にして先生から、続けたければ志望校レベルを一つ下げるということも考えてと言われ(少し遠距離だったため)それは無理ということで退室。
ただ本人は、トウシューズを履けたばかりだからバレエ自体はまだ続けたいというので、母子ともに友人で熱心に続けている方の紹介で、同じ教室に行けることに。
送迎時間は今までの半分以下。
週に2回以上行くような習い事は、近いほうが楽です。
受験の6年生で休み、入学後復活する機会もありませんでしたが、中3にあがる前に突然娘から、トウシューズで発表会に出たい、それで終わりにすると言われて。
幸い、中学から地下鉄で寄れるところにもお教室があったので(2年のブランクは身体的な成長もありかなり心配でしたが)無事に娘の念願は叶えられ、満足してバレエに区切りをつけたのでした。
ピアノ
幼稚園の先生がピアノを弾くのを見て、自分も弾けるようになりたいとせがまれて。
でもまだ指が完全に出来上がっていない幼児期は、ピアノよりエレクトーンのほうがいいと聞いて(←諸説あるようです…)ヤマハの幼児教室に。
大太鼓などいろいろな楽器を触らせてもらえて楽しそうだったものの、本人はやっぱりピアノが弾きたいんだと大ゴネ。
小学校に入って改めてピアノ教室を探し、友人に教えてもらった近所でも評判の先生の教室に通い始めました。
やはり先生の経歴・評判というのは大切です。
私のときのような、本職以外のバイト感覚でやってらっしゃる(しかも世間的にはこっそり)先生とはまったく違いました。
しっかりみっちりと濃いレッスンをしてくださる先生で、お話も分かりやすく楽しく、娘にも私にも相性ぴったり。
こどものころ友達から聞いていたチェルニーやバッハをやれるのも、内心嬉しかった。
レッスン時に親も同席を勧められたのもよかったです。
どんな練習を家でしてこればよいのか分かり、家で娘にアドバイスすることができて習わせっぱなしにならなかったので。
ただこれは本人の性格、親子関係で変わるし、あまり親が介入しすぎるのもよくないとは思います。(親の解釈が間違っていると子供が混乱してしまう)
音大を目指す方の指導もされていたため、ソルフェージュや楽典の知識も叩き込まれ、一緒に聞いていた私も勉強になりました。
なにより、きちんと指導されると「音」が全然違うという驚き。
娘の奏でる音がどんどんきれいになっていくのを嬉しく思いながら、自分もこんな先生に巡り合っていたらな、と思ったりもしました。
コンクールを勧められたときはうろたえましたが、それもいい経験になりました。
一日3時間以上は練習して、と言われたときはどうしよう…でしたが。
ぶっ通しではなく細切れでやればできると言われ、叱咤激励しながら、時間があるときは6時間以上頑張ったことも。
困ったことに、人の模倣をして覚えるということが苦手=嫌いな娘(そのくせ自分で開拓できる譜読みは大好き)なので、先生から授けて頂けるテクニックをモノにするのに時間がかかり、家での練習時間は時に親子バトルと化すこともあったり。。
でも、賞を勝ち取ったり、受賞者コンサートや発表会でノーミスで演奏しきったりするためには、いかに練習したかという自信が大切、という事実を身をもって体験できたことは、娘にも大きな糧になったと思います。
中学受験時、6年生の夏休みの発表会も本人の意思で出ることになり、ドビュッシーの「アラベスク」を美しくも見事に弾き切った娘に涙。。
やり遂げたという自信が、受験への励みの一つになったことは間違いないと思っています。
大学受験時はさすがに中断したものの入学とともに再開し、コロナ前まで続けました。
家の中で、ショパンのスケルツォやベートーヴェンのソナタの生演奏が響くとは…
なんと贅沢なことかと感無量でした。
バレエにしろピアノにしろ、大舞台に出て演技・演奏するという経験は、本番勝負に強くなるというメリットがあるように思います。
もちろん、性格によっては合わないこともあるし、失敗からトラウマになるリスクもあるのだけれど。
たとえ数分の短時間ではあっても、観客の前でたった一人で舞台にあがり勝負して帰ってくる。
そんな経験をほとんどしたことのなかった親である私からすると、小さいときからそれを続けてきた娘にはわが子ながら頭が下がります。
水泳
学校でうまく泳げないのが悔しいとのことで。
夏休みの短期ではあったけれど、しっかりコーチに指導され、それなりに級ももらってそこそこ泳げるようになったのでよかったと思います。
ヴァイオリン
中学入学後、部活で器楽部(=弦楽)を選んだ娘。
バレエつながりでダンスでもするのかと思っていたのでびっくり。。
実は我が家には私のヴァイオリンがあります。
大人になってから、リベンジ!とばかりにたまたま知り合った先生のところに3年ほど習いにいっていたのです。
結婚を機にやめてしまったものの、筋がいいと褒められ(おだてられ)続けたいと思いつつも実現せず、たまに引っ張り出して弾くのを娘も聴いていて、やりたいと思っていたらしい。
自分の愛用していた楽器がピアノにしろヴァイオリンにしろ、子供にも使ってもらえるというのは嬉しいものです。
有難いことに絶対音感がある娘にはヴァイオリンはぴったりだったようで、私が3年でやっとポジション移動を練習できるかというレベルだったのに、どんどん上達してあっという間に追い越されてしまいました。
ただ独学だけだと不安というので、1年だけヤマハの個人レッスンに。
娘の中高では、同じ系列の男子部にブラスバンド部があり、文化祭で女子部の器楽部と合同でオーケストラとしての演奏会があります。
それに6年参加したからなのか、大学入学後も迷わず大学オケに所属。
お陰で毎年、春と冬に、大きなコンサートホールでの演奏会を楽しませてもらいました。
3年次、一番中心になって活躍できたはずの年にコロナですべて中止。
再開したときの嬉しい様子はこちらの記事に綴っています▼
院にあがることになり、さすがに忙しくなるのでもう無理かな、と言っていたくせに、春の演奏曲のひとつが、大好きな「くるみ割り人形」だと知ると、がぜんやる気になってしまった娘。
バレエをやっていたのでバレエ音楽も大好きで、なかでもくるみ割りは特別らしい。
しょっちゅう聴いていてほとんど音も拾えているので、練習もそんなにいかなくても大丈夫、これを弾いて引退にする、と宣言。
3曲目の大曲が、3年次に演奏できなかった「ブラームス交響曲第1番」というのも、トリを飾るには申し分なし。
娘は演奏はしなかったけれど、20年に渡る娘の「発表会」がドラマチックで圧倒的高揚感たっぷりな「ブラ1」のコーダで締めくくられるのは、個人的にとても感動的でした。
△記念すべきラスト演奏会パンフレットと母の日のプレゼント♡
おわりに
小さいときから続けたバレエと音楽、楽器がすべて繋がって娘の一部になったということ。
親として、送迎や金銭的バックアップをできる範囲で応援してきて、それが一番うれしい。
この先、趣味としてバレエやピアノを再開することがあるかもしれないし、アマチュアオケにいつかは参加したいとも言っています。
好きで没頭できる、仲間と共に楽しめる、この先つらいことがあっても逃げられる趣味がある、ということは、娘の一生ものの財産。
私のように黒歴史にならずに済んでほんとによかったと、親バカながらも満足しているのです。
*なが~い備忘録、最後までお読みいただきありがとうございました*
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