日々のことつづり

シンプル身軽を目指しつつ、好きやこだわりも大切に。暮らし見直し中主婦の日常を綴っています。

夫が事故に…現場に飛んで行った私が大混乱でした(^^;)

昨晩は、欠けていくお月さま、真っ赤になったお月さまを拝みながら、地球に住みつつ地球の影を見るという壮大なロマンに感動した夜でした。

 

前回、能天気にラーメン愛記事をアップしたその日の夜のこと、我が家は大災難に見舞われてしまいました。

夫が帰宅時に事故に遭ったのです。

本人がかすり傷で済んだのが、奇跡的な不幸中の幸いでした。

今だから笑える、現場に向かったときに大わらわになってしまったこと、事故について思うことなどを綴っておきたいと思います。

 

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帰宅途中の夫からの電話

夕方に記事をアップした夜の10時過ぎ、家族で共有している位置情報アプリが、夫が職場を出たことを知らせてくれました。

ほどなく夫から、今から帰るのメッセージ。

職場からは地下鉄に10分ほど乗った後、契約駐車場まで歩いて、そこから車で20分くらいで帰ってきます。

位置情報アプリを見ながら、家の近くに近づいてきたら夕食の温めなどの準備をして待つ私、いつもよりも遅いなぁと思っていたところ、突然の夫からの電話。

 

悪い予感。

そろそろ家についていそうな時間なのに電話?

SMSアプリの電話だったからなのか通信状態が良くなくて、すぐに切れてしまいました。

掛けなおしてみてもすぐに切れる。

もう家の近くのはずだし、駐車するのになにかトラブルでも?と思いつつ、玄関から外の様子を見てみるも、夫の車はない。

あらためて位置情報を見てみると、家の近くではなく、15分ほど先の国道の交差点辺りにいる。

すると再び電話が鳴って、今度はちゃんとつながり「もしもし!?なにかあった?」

私の問いに「うん。ぶつけられた」

 

ああー--っ!やっぱり…!

と予感が的中したことに愕然としていると

続けて「警察呼んで」と夫。

「警察?110番?…えっと、するけど…場所はどこ?ケガはないの?大丈夫なの?」

畳みかける様に聞くと、けがはない、場所は国道のどこどこ…と話し出すのを、ちょっと混乱しつつも咄嗟に遮って、

「警察署に掛けるってこと?それより、電話できるのなら110番でパパが場所の説明したほうが分かるんじゃない?」

夫も、そうか、と納得したようで電話は切れた。

すぐに自分で掛けたのだろうと、私も心を落ち着かせる。

後から夫に聞いたことなのだけど、昔はGPSなんてなかったから、警察に電話するにも場所に詳しい所轄の警察署にかけて、交差点の名前や目印の建物などを話さないといけないものだった、と記憶していたので頼もうと思った、のだそう。

そのときは私もそんなことは思いつかなかったので、110番すらできないほど動転しているのかもしれないと思い、どんな事故だったのかと途端に怖くなってきました。

 

とりあえず現場に向かう…

とにかく現場に向かおうと、部屋着からデニムに履き替えて「そっちに行くね」とメッセージを送り車に飛び乗りました。

 

実は着替えに2階に上がった頃から、体がぶるぶる震え始めていました。

運転していても震えはずっと続き、ハンドルにしがみつくようにしながら、落ち着け落ち着け、と声に出して自分に言い聞かせていました。

夜遅くに運転することは、近頃はめったにありません。

見慣れている景色が、街灯が頼りの夜の暗さの中では違った空間を走っているような怖さがあって、緊張で体ががちがちです。

あまり体がこわばると後頭部頭痛になりそうなので、そうなっては余計に困る、冷静にならなくちゃ、とそこは慎重さを保ちつつ運転していました。

夜も11時近くになると交通量もまばらで、国道に出ればみな、結構なスピードを出して走っていきます。

それでも私は、ここで事故っちゃいけない、安全第一と、言い聞かせながら現場に向かいました。

 

国道Aと国道Bの交差するその交差点は、上にも二重に環状線の高速が走っており、その上り口や降り口からの側道も周りを囲んでいるという、昼間見てみても訳の分からない立体構造になっている大きな交差点です。

分離帯の向こう側の反対車線にいるとは分かっているけれど、どうやってそこへ行ったものか…。

分離帯のないところならこちら側に停めて道路を渡ることもできるけど、片側数車線もある道でそれは無理なはなし。

どうすればいいかしら、とはっきり結論が出ないまま現場に近づいていきます。

 

現場にたどり着けなくて右往左往…

昼間見るよりもさらに暗さのなかで複雑怪奇(に私には思える)な交差点に差し掛かるあたり、右の反対車線にパトカーの回転灯が見えました。

あそこに違いないと確信しつつも、さて本当にどうやってあっち側にいったものか。

とりあえず右折してしまえば近づける!と、今から思うと早く夫の近くに行きたいという一心で、えいっと右折してしまったのですが、入ったB国道、走るのは何十年ぶりというほど久しぶり。

最初の信号でUターンして戻れば現場の交差点に戻れると思った私の思惑は大外れで、行けども行けども信号がない!

岐阜から名古屋に向かうその国道は昔の様子とは全然違う道のようになっていて、まるで高速道路を走っているよう。

後続の飛ばしてくる他の車に追い立てられるように、ええー-?信号どこ?どこまで走ればいいの?とパニックになりながら叫んでいると、ようやく前方に信号が。

ほっとしながらUターンして、これで交差点にたどり着ける!と勇んで走っていくと、交差点に近づくにつれて道はどんどん下りになっていき、なんと今度は交差点をくぐってしまう事態に…!

ええー--?どういうこと?なんで??

大混乱でもストップするわけにもいかず、呆然自失で運転しているとガソリンスタンドを発見。

とりあえず駐車して頭を整理する。

 

これは、反対車線側は交差点をくぐるように改修されたってことだよね。

じゃあ、もう一回戻れば、そっちは上を走っているはずだよね(最初に右折したし)?

それで交差点を超えたところで右折すれば、現場にいけるってことだよね?

よし、とガソリンスタンドを出て、今度はすぐに信号があり右折ラインに入る。

しかしここはUターン禁止。泣。

幸い、曲がったところにお店があったので駐車場で車を回して、もう一度信号からB国道に戻る。

パパ、なんだか手こずったけどもうすぐ着くからね、と気を取り直して走っていったのですが、なんとなんと。

こっちの車線もやっぱり交差点の下をくぐってしまうではありませんか。

(要するに国道Aから国道Bには普通に右左折できるのですが、それは側道であって、合流した国道Bの本線のほうは国道Aをくぐって交差している構造。渋滞を回避するために、こういう造りになっている交差点があるんですね。後から理解したんですが)

 

パトカーの回転灯を尻目にまたもどんどんと遠ざかってしまう。

さっきと同じ道を爆走しながらものすご~い絶望感。

同じところを行ったり来たりするばかりでたどりつけない~~~~!大泣

遠くになるけど信号がちゃんとあることは分かっているので、もう一度そこでUターンする。

書いていて、我ながら笑えてくるのだけれど。

その時は本当に必死で、泣きそうになりつつ絶望感に心が折れそうになりながら、このまま行ったって同じことになるんだから、側道を見つけて逸れるしかないと減速して前方をうかがっていると、前の車が2台続けて左に流れていく。

これが交差点に上がっていける道なのかはわからないけど、とりあえずついていく。

すると今度は堤防に出てしまった(突っ走っている間に橋を渡ったらしいけどそんな記憶すらない 汗)

なにせ暗くて道がどうなっているのかよく分からない。

結局、そのまま堤防を直進しながら頭を回転させる。

とにかく右折すれば国道Bと平行に走ることになるんだから、早く右折せねば。

信号で曲がると、片側2車線の街中の道に入った。

なんとなく見覚えのあるかんじ。

ここはあの道では?と少し安心感が戻ってきた。

町並みというのは有難いです。

窓の明かりや照明が照らして、店や工場などの建物の昼間の雰囲気を醸し出してくれる。

大きな工場の前を通って、やっぱりあの道だ~~、このまま行けば最初に現場に向かった国道に戻れる~~泣

 

で、めでたく右折で、家から走ってきた国道Aに無事に戻りました。

まさに振り出しにもどる。

 

最初にここを走ったときからどれくらい時間が経っているのか。

夫は遅いと心配しているかもしれない。

そこから現場の交差点はすぐで、またまた回転灯を右手に見ながら、今度は交差点で曲がらずにそのまま直進して、次の信号(がすぐにあることは知っていたので)でUターンをした。

最初からそうすればよかったのです!

なんで気づかなかったのか。

やっとやっと、反対車線に出て夫のいる辺りに向かって走っていくことができる。

発煙筒が前方に、右にパトカーがいるので、とりあえずパトカーの後ろに停車。

やっと着いたー--長かった…泣

警官と話している夫の姿を見たときは心底ほっとしました。

 

が、警官からそこは停車するには危険なので、もう一度回って反対側の側道の下に停めて欲しいと指示され、再び車に。

大きなその交差点、反対車線すぐで右折、出てすぐの信号を右折、さらに次の信号を右折すれば、ぐるっと大きくUターンすることになるので戻れますから、と説明されて、私はもうぽっか~ん、です。

え、そんな風になっていたの、ここ?

じゃあ、最初に来た時も、一番右の車線に入って右折を繰り返せばよかったってことじゃん。。。

 

夫に後から相当、馬鹿にされました(笑)

なんでそんなに苦労することになるのかさっぱりわからん(爆)と。

 

とはいえ、とにかくその間ずー-っと、体は震えっぱなし。

私はほんとうにほんとうに怖かったし、ぎりぎりの精神力をかろうじて保ちながら、パニック寸前状態で運転していたのです。

後から笑い話にできていることがどれだけ幸いなことか。

夫の車の惨状を目の当たりにして、夫の隣に立って思わず背中をさすって無事を確かめるまで、文字通り必死だったのです。

 

翌朝、夜中の間に私が送ったメッセージを見た娘は、位置情報アプリで確認してみて、昨夜のわたしのドライブレコードが交差点を挟んで行ったり来たりしているのを見て、ママはいったい何をやってたの??と悩んだそうです。(うん、そうだよね)

 

右往左往を振り返って思うこと

こんな情けない顛末を書いておこうと思ったのは、まあ、やっぱり、家人が事故に遭ったと聞いて飛んでいく身としては、冷静ではいられないものだと実感したからです。

 

最初に事故だと聞いたとき、実は「ぶつけられた」という言葉にちょっとだけほっとした私でした。

自動車同士の事故の場合、被害者であることはもちろんとんでもない事態なのですが、加害者であることもより深刻に思えてしまう部分があるからです。

 

「警察を呼んで」という言葉には結構戸惑ってしまって、上に書いたような夫の考えが思いつかなかったというのもあるし、相手の方となにか揉めているのかという考えも頭をよぎったから。

今思い出しましたが、怪我がないか確認したあとに、相手はそこにいるのか(=当て逃げされていないか)ということも尋ねました。

いる、と聞いて、安堵したことを覚えています。

 

夫も、本人はあまり意識していないようですが、自分で110番するという考えに至らなかったのは、やはり動転していたのだろうと思います。

110番にしろ119番にしろ、当事者本人は番号を忘れてしまうことがあるらしい、と娘がどこかで読んだといっていました。

ちょっと当てた程度や自損した程度なら、そこまでではないでしょうが。

 

今さらながらに気づいたのは、グーグルマップを使えばよかったということ。

目的地を地図上で交差点あたりにすれば、ちゃんと行き方を示してくれる、ってことを確認しました。

こんな感じに▼

まあ見事に理想的なルート(笑)

しっかし。

マップで見ると、ほんとにここの交差点ってどうなってるんだ。

道路が縦横無尽…。

 

次はないことを祈りつつ、車で急行しなくてはならない事態になったときは、まずは冷静になって家族のいる場所までのルートをマップで検索するんだ、ということをしっかりと覚えておきたいと思います。

 

ちなみに、家族で共有している位置情報アプリは「Life360」というもの。

ポイントを指定して発着時にお知らせしてくれる通知があったり、移動中は車マークと速度が出たり、なかなか親切。

家族と待ち合わせるときにも、今どのあたりか、あとどのくらいで着きそうか、お互いに分かるので便利です。

特に今回のような事態や災害時にも、互いの居場所を知るのに役立ちそうなのが心強い。

もっとも、四六時中眺めて家族を追跡(監視)してるわけではありませんがw

 

ついでにこのアプリ、家族の今いる地点への経路も示してくれる、、

っていうことをすっかり忘れてました。

それ使えばよかったじゃん、わたし。

 

やっぱり冷静さをかなり失っていたんだなと、あらためて思います。

あ、ナビもありますが、走りながらは操作できないのと、混乱しているときはルート設定がまったくできなくなってしまう(ややこしい)私なので、最初から当てにしてませんでした(使いこなしてない)

 

笑い話を書いていたら字数が多くなってしまったので。

事故の詳細やそのほかに感じたことなどは別記事に書こうと思います。

 

▲せめてもの癒しに、ホトトギス

 

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