日々のことつづり

シンプル身軽を目指しつつ、好きやこだわりも大切に。暮らし見直し中主婦の日常を綴っています。

夫が事故に…その2|事故のようすと後日談

前回は、夫の事故現場に急行した私が右往左往してしまったお話を書きましたが、こちらでは事故そのものの備忘録と、後日談を綴っておきたいと思います。

 

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やっと夫のそばに行けた

警官が指示した場所に車を停めて事故現場に戻ってみると、悲惨な状態になった夫の車が目の前に。

発煙筒の照らすなか、大小さまざまな部品が散乱していて、異様に変形してしまった車体。

一見しただけで大きな事故だったと思わせる惨状です。

怖くてまともに見ていられないので、横目に通り過ぎて夫のそばに。

相手の車の後ろにパトカーが駐車しており、夫は警官と話しています。

バンパーが落ちていて、色から相手の車のものだと分かりました。

 

夫は、血を流したり痛がったりの様子もなさそうだけれど、あの車の状態を見てしまうと俄かには信じられない。

警察の方に会釈しつつ夫の傍らに立って、思わず無事を確かめる様に背中をさすってしまいました。

 

相手の方が車からでてきて深々と頭を下げられました。

「大事なお体を傷つけてしまって…。申し訳ありませんでした」

 

常套句ではあってもきちんと言って下さる姿勢には誠意を感じました。

(いろんなドライバーがいますから)

 

夫の傍に来れたのに、やっぱり体の震えはとまらず。

というか安堵したら余計に震えてきてしまって、なんだか立っていられなくなってしゃがみこんでしまいました。

通り過ぎる車をぼーっと眺めているうちに、緊張していたせいか急にお手洗いに行きたくなってきて…体は正直です。

 

レッカー車が来るまではまだ30分は待たないといけないと聞き、トイレを探しに言ってくると夫に告げて警官の一人に事情を話すと、一番近くのコンビニの場所を教えてくださいました。さすが警察官!

たぶん傍目にも、私ががくがくしているのは分かったのでしょう、そのまま一緒に車のほうまで同行して下さいました。(道路を渡るので危険だと思われたのかも)

 

どんな事故だったか

歩きながら警察の方が説明してくださった事故のようす。

 

夫側は青信号

交差点にさしかかったところで、左から信号無視の状態で突っ込んできた相手が側面後部に衝突した。

夫の車は反転して左側のガードレールに当たり、その反動でまた反転して、最初の向きになって(つまり360度回転した)中央分離帯のガードレール手前でとまった。

ガードレールに接触はしたけど、激突したわけではなかったのが幸いだった。

相手は信号無視を故意にしたのではなく、交差点向こうにある右折矢印の点灯を見て交差点に進入してしまった。

本来は手前の赤信号で止まっていなければならないところを、その信号を見落としてしまったようだ、とのことでした。

 

「とはいっても赤信号を無視したことには変わりないですからね」

その点はこちらには非はないので、あとは保険会社同士の話し合いがスムーズにいけばいいですね、と気遣って下さったのが有難かった。

 

教えてもらったコンビニはすぐに見つかり再び走る国道A。

流石にもう学習したので(笑)右折を繰り返してすんなりと現場に戻れました。

 

レッカー車が着た頃は真夜中近く。

車の状態をチェックしながら書類を渡す業者の方も、体は大丈夫ですか、とやっぱり夫がほぼ無傷なのは驚きだったようで。

相手の方は液漏れしているのでこちらもレッカー車待ちでした。

バンパーがおっこちてるんですから、向こうもひどかったようです。

 

レッカーの作業を見ながら、相手の方がまた、大切なお体なのに…と謝ってこられたので、少し話をしました。

「大切な体なのはお互いさまですから。車に乗ってれば、被害者にも加害者にもなる可能性はありますしね。2人とも救急車で運ばれるようなことにならなくて、ほんとに幸いでしたね」と言うと、恐縮して頷いておられました。

 

実は夫は今年、本厄なんです、と話すと先方も私は前厄なんです、と。

「そうですか。厄同士でぶつかってしまったのですね」

ぶるぶる震えていたのがだいぶ落ち着いていたこともありますが、夫が無事でいてくれたからこそ、こういう風に話せたのだと思います。

 

軽症で済んだ理由を推察…

帰宅してからようやく夕食にありついた夫。

食欲もしっかりあって完食し、膝が少し擦り剝けていると言って見せてくれました。

でも本当にそれだけ。

鞭打ちにもなっていないようだし、どこかに打ち付けて痛むところもなさそう。

有難いけど、大丈夫なのかしらと安心できない私。

 

夫の考えではスポーツカーだったのがよかったかもしれないと。

夫の車はスバルのBRZで、相手はワゴンタイプの普通車。

スポーツカーは車高が低く、運転席のシートが深く埋もれた仕様になっているので、体が保護されやすかったかもしれない。

あの勢いだったら、もしミニバンタイプだったら横転していたと思う、と。

 

車好きな夫は、マニュアル車のスポーツカーを長年マイカーにして通勤しています。

オートマ車しか知らない娘とマニュアル操作を完璧に忘れてしまった私には乗れないので、全くの夫専用。

常々贅沢なことだな、と思っていましたが、その車が夫を守ってくれた…。

あんな無残な姿になってしまったBRZに大感謝です。

 

直前直後のこと、事故の原因のこと

それにしても、相手が良心的な方だったのも助かったよね、とも話しました。

ただ事故直後は、やはりすんなりとはいかなかったようで。

 

翌日話してくれた話。

止まった車からなんとか出て、相手と対面。

「あなた、赤無視したでしょう」

相手に詰めると、そんなことはないと否定して引かなかったと。

赤信号に気づいていなかったのだから、それは当然。

揉めるところまでいかないまでも、主張の食い違いにパトカー到着を待ち、警察官が一緒に相手の方のドライブレコーダーを確認したところ、手前信号の赤がしっかり確認できて、これで止まらないと行けなかったんですよ、との警官の説明で初めて状況を理解してくれたのだそう。

だからこそ、私と話したときにあんなに申し訳なさそうだったのか、と納得でした。

 

今回の事故の悪条件を並べてみると

  • そもそもが複雑な交差点でいろんな方向むけの信号が並んでいる
  • 夜間なので信号や車のライトでの距離感が分かりづらい
  • 夫は事故直前に左手のライトがやけに近いな、と感じたのを覚えているので、衝突されるまで相手に全く気付かないで回避できなかったのも、夜間だったから
  • 遅い時間で交通量が少なく、他の車の流れで信号の位置を推測することができなかった(これは相手が。右往左往した私も実感あり)
  • 遅い帰宅ということで、双方とも疲れで注意力散漫、なのに早く帰りたいのでスピードを上げがちだった

こんなところでしょうか。

私も昼間に赤無視車に衝突されそうになったことがあって、横から来る車への恐怖がどんなものかは経験済みですし、自転車事故でぶつかってくる車への恐怖も知っています。

間近に迫ってくるライトを見たときの夫の心境を思うと…。

私のほうが事故時のことを妄想してしまってしばらく寝付けませんでした。

命に関わる事態にならなかったのは、ただ幸運だったという他ありません。

 

詳細は過去記事にて▼

mottomigaruni.com

 

後日談と事故処理のこと

翌日、幹事をしているからキャンセルできないと言って、同業者仲間のアウトドア同好会の街歩きにでかけてしまった夫!

あんなことがあって就寝したのも2時過ぎだったというのに信じられない、出かけるなんてやめたほうが、と引き留めるのも聞かず。

私は私で、市の文化祭に参加するクラブの担当があって出かけねばならず、時折メッセージでやりとりしながら、無事に帰ってくるまで気が気ではありませんでした。

 

事故から1週間(早い…)

いまのところ頭痛やめまい、だるさやむちうちなどの違和感も、本人はないと言っています。

でも加齢で鈍感になっているところもあるだろうし、安心はできないので一度は受診したほうがいいのではと何度も言うも、夫にその気はないようす。

本当に大丈夫なのか…。

 

と思ってネットで調べてみるも、症状よりもお金のこと(慰謝料)ばかり検索に出てきます。

そりゃ、もしも体に異常をきたして治療に通うことになってそれが事故が原因であるなら、お金のこともやはり大事になってくるでしょう。

 

物損事故で扱われていた場合でも、医師の診断書をとって人身事故に切り替えることは可能ではあるみたいですが、それでも直後に診察を受けていなければ難しく、数日後からさすがに2週間過ぎるとかなり不利な状況になるようです。

受診するならば整形外科、できれば総合病院内、だそうです。

 

▼ややこしくてまとめられないので詳しくはどうぞ

hibiki-law.or.jp

 

物損事故としての割合は、保険会社からの連絡で、相手=10、当方=0で話がまとまりました。

青信号で横からぶつかって来られたんだから、こっちは予測不可能。

当然ではありますが、すんなりと合意して安心しました。

 

▼いろいろとあるものですね。ご参考までに

xn--3kq2bx53h4sgtw3bx1h.jp

 

日曜日、レッカー会社から引き取った車をスバルまで夫が見に行きました。

明るいところでもう一度見たい、と言って。

スバルの方からも体を心配されたそう(ほら、だから病院に…)

プロが見てもひどい状態の事故車なんでしょう。

直せなくはないが、運転上の不調が出てくる可能性大とのこと(そりゃそうでしょう)

あとはやっぱりお金の問題です。

事故当時の評価額(8年目くらいなのでかなり低い)と修理代との比較で、修理代のほうが上まわるようなら廃車にしたほうがよい。

そのあたりは相手方の保険屋さんとの交渉になり、今後も面倒な問題に一つずつ向き合っていかないといけない。

 

愛車をスクラップされ、交渉事に時間をとられ、結果的に新しい車を検討せねばならないとなると、とんだ災難だったと頭が痛くなってきます。

事故直後は、体が無事だったことへの感謝で相手への怒りは感じなかったけど、落ち着いてきてから、なんてことをしてくれたの…という恨めしさが湧いてくる現実。

色々とじっくり考えだすと暗ーい気持ちになりそうですが…

夫を守って下さったなにかの力(うちの神棚の神様?天国の義父や両親?)に感謝だよね…と、前向きに捉える様に努力しています。

 

それと、通勤に使っていた車なので今後どうすると途方にくれていたところ、相手の保険会社さんが代車を手配してくれることに。

これは助かりました。しかもスバルの車。

相手の方の誠意を感じつつ、有難く使っています。

 

おわりに

運転歴の長い私たちだけど、夫の事故にも、私の右往左往にも、夜間の運転の危険を思い知らされました。

深刻な状況にならずに済んだのは、気をつけなさいという警告なんだと思うようにして、向こうから来るものは避けられないかもだけど、せめてこっちが加害者にならないよう夜はとりわけ慎重に運転しようと話しました。

夫の厄年、これまでに2回小さいながら災難じみたことがあって、これが大きな3回目。

これが最後と思いたい。

後厄の来年は、しっかりお祓いをしてもらおうと思います。

▲椿が咲き始めてます

 

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