日々のことつづり

シンプル身軽を目指しつつ、好きやこだわりも大切に。暮らし見直し中主婦の日常を綴っています。

涙もそろそろ枯れたらしいので…安倍元総理への一主婦の思い

今年はいったいなんて年なんでしょう。

まさかこんなことが… が続きすぎて、つらい。

 

ウクライナからやっと浮上して日常を取り戻せていたのが、またもどー--んと鬱の谷底に突き落とされておりました。

 

このブログは主婦の暮らしのことを綴っているので、記録として残しておきたいと思うことは毎日いろいろとあるものなのですが、こういう非日常な出来事に直面してしまうと一気に書けなくなってしまいます。

頭では割り切ればいいことだと分かっているのに、心に湧いてくることがそっちに占められてしまって切り替えられない。

HSPだから、なのかな。

昔、なにか感動的な映画を観たりするとしばらくその世界から脱出できなくなって、そういう私を兄がよく冷やかして「今度は2週間くらいか?」と笑っていました。

 

いつも通りにブログを更新されている皆さんほどには、ブログ更新が必須にもなっていないし、いっそすっぱりやめちゃおうかな、と思ったり。。

 

でも、原因になっていることが自分である程度消化できるようになれば、まだまだ書きたいな、とも思うのです。

また長くなりますが、一区切りつけるために今考えていることを吐き出しておこうと思います。

よろしければお付き合いください。

 

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*****

 

個人的になんの接点もない政治家が亡くなっただけなのに、親が亡くなったときよりもたくさん涙した気がする。

この国の危ない現状を打破して未来を託せる唯一の心の支え、あの人がいるからまだ大丈夫、という保険みたいな安心感が、あまりに突然に取り上げられてしまった。

途方に暮れた涙だったと思う。

 

亡くなった次の週に、県内の党支部にある献花台に、娘と花を添えてきた。

主婦と思しき方、ご夫婦、若いカップル、ビジネスマンのグループ…

お昼時の短い時間だったけれど、出入り口ドア付近で、エレベーターの待ちで、入れ代わり立ち代わりに次々にいらっしゃって、黙って静かに手を合わせそっと立ち去る。

でも想いはきっと同じ。

できることといったらせめてお花を手向けることくらい、それで心の区切りをつけられれば、と。

 

近頃ようやく泣けてくることもなくなってきたけど、この喪失感は消えそうにない。

 

国葬を決めたのは、外交手段としてしごく当然なことだと思う。

いち早く半旗を掲げてくれた国、喪に服してくれる国すらあったというのに、土日を理由に反旗掲揚すらしない自国にものすごい情けなさを感じていたので、国としての意思表示をきちんと発する場を作る決定にほっとした。

 

反対の声もあるけれど勘違いしていると思う(共産主義国でもあるまいし)

日本国としてのけじめの式典。

国連安保理で総立ちで黙祷され、各国で反旗を掲げられ、他国の議会で心のこもった弔辞を捧げられるほどの首相なんてかつていただろうか。

台湾では追悼コンサートを開いてくださり、オーストラリアでは外国籍市民に授与される最高位の勲章が授けられることに決まった。

自国民よりも深い敬意や哀悼を示されている皮肉に泣きたくなってくる。

 

テロという暴力に斃れた、歴代最長の元宰相を国家として送るという姿勢を示さなければ、民主主義の先進国として逆に恥ずかしいことだと思う。

 

美しい国 日本を取り戻す」

安倍元総理が示してくださった道は、私にとっては、日本人としての誇り、愛国心を呼び覚まさせてくれるものだった。

 

日本人ってなんにもいいところがない、と若い頃は思っていた。

西洋文化への憧れ=西洋かぶれで過ごした思春期のころ。

夫に言わせれば当時のほとんどの若者がそうだった、とはいえ、私が英語を熱心に勉強したのも、世界史を選択したのも、西洋音楽ばっかり聴いていたのも、日本という国に魅力を感じなかったし、文化も歴史も興味を持てなかったから。

西洋かぶれどころか、日本人のくせに日本嫌いだった。

 

それが変わったのは、海外の友人と接するうちに、自国のこと、特に戦前からの近・現代史をあまりに知らない自分に愕然として、幕末期から明治、大正~昭和の日本史を勉強しなおしてから。

茶華道にも興味を持って習い始め、着物も自分で着るようになった。

 

長良川薪能を観て、山々に吸い込まれるように響いて消える鼓の音色に心揺さぶられ、古都の寺の苔むす静寂の世界に浸る心地よさに目覚め。

日本人であること、日本という国土、山や川、自然にも言霊を感じる繊細さ…

そんなものが自分にも備わっていることに感動するようになった。

 

それでも戦後教育の自虐史観はずっと根底にあって、朝鮮半島はじめアジアの国々に日本は悪いことをして、その報いに原爆を落とされたんだと信じ込んでいたし、隣国である韓国や中国とは仲良くしなければならない、歴史的にも関係の長い国なのだから話し合えば通じ合える、と本気で思っていた。

韓国ドラマブームに乗ったのも、そういう思いがあってのことだったのだけど、ブームの陰で批判する声も聞こえてきて、なぜなのかと調べていくうちにそれまで知らなかった歴史事実におどろくことになった。

隣の国の国民性が、日本人とは相いれない部分が多いという現実も知った。

正に福沢諭吉が脱亜論で指摘していた通りに。

 

そんな自分自身の変化の時期と安倍元総理の時代が重なって、外交や政治の動向に関心を持つようになっていった。

 

いま、統一教会の問題にマスコミの話題の中心が向けられているけど、韓国発祥である時点で日本人を食い物にする意図・下心は見えてくる。

韓国に厳しい姿勢を(民主党政権とは打って変わって)とってきた安倍さんが、なんで統一教会を擁護したりずぶずぶで政策等にまで影響をうけることがあるだろうか。

反共だった当初から次第に変質し、こっそり北と通じてアメリカ議会までも混乱に陥れた教会と距離を置くのは当然のこと。

教祖は同じでも袂を分かって国連のNGOとして活動している団体を、主要各国と足並みを揃えて支持していただけであって、北の拉致被害者奪還をライフワークにされていた安倍さんなのだから、それも建前としてのことだったことくらいちょっと調べて考えれば分かる。

どこかで読んだのだけれど、その北へのルートがあるから安倍さんとしては関係維持をしたかった部分もあるという。

被害者奪還のためには必要なつきあいだったのだ、という視点は今までなかったので、韓国絡みの問題で徹底した措置をとれなかったのもなるほどと頷ける。

 

あくどいことをしている教会が、広告塔にもってこいの画像や動画を利用しない手はない。

山上容疑者がそれに影響を受けたといっても、自分たちの正統性を強調しようと広告に利用した教会の策に嵌まってしまったわけで、言って見れば勝手に利用された安倍さんも煽られた山上容疑者も、共に教会の被害者ということになる。

 

選挙ボランティア等のことで議員や地方首長をもやり玉にあげているけど、暴力団のように反社指定を受けているわけでもないのに、○○関係の方だからと断れるはずはない、というのが自然な理解だと思うのだけど、それを持って教会を擁護しているとか、あげくは自分も信者だろうと勝手に認定しだすとか。

もうちょっと冷静に見られないのと思ってしまう。

 

米子市長の伊木隆司氏が真っ当なコメントを出されていた。

こちらにも納得

▲上の引用画像が、センシティブな…で見えなくなってますが、全然大丈夫なのでタップしてご覧になってください。

(マスコミ&左派にとってはセンシティブって意味なのかしらw)

 

最近は、叩いていた側との「ずぶずぶ」具合もしっかり暴かれ始めたので、少し溜飲が下がる思いでいる。

関係があったのは自民党だけじゃなく、野党も同じく、協会に寄稿したり講演会に出たり。

マスコミとて、一面を割いて広告を打ったり、果ては自社の番組の協賛団体に名を連ねていたり。

過去のあれこれがどんどん晒されている。

案の定、お得意のダブスタぶりで、自分がやればロマンス的な勝手な言い分で責任逃れしようとしていて見苦しい。

もちろん、波風立てずにこっそりと風化させるつもりなんだろう。

 

結局は、教会側のほうが一枚も二枚も上手。

 

時の政権にすりよってカモフラージュするのが目的だから自民党に限っているわけじゃないし、卑日主義が根底にあるから、日本人にはなにをやっても許される前提なんだということ、そここそが一番追及すべき問題点のはずなのに、同じ反日でつながっているんだからその点を表に出すはずもない。

分かりやすいなと思ってしまう。

 

自民党叩きと潰しが目的なだけの大騒ぎしているマスコミは、未だに戦後レジームを押し戴いて日本下げすることが社是みたいなものだから、いつものことだなと思っているけれど。

悲しいのは、安倍さんを支持していた保守の方の中にも、反対派にまわってしまう人たちがいること。

韓国寄りの教会と関係があったからということで、保守ではなかったのか、裏切られたのかと思う、その気持ちは分からなくはないけど、どうして反対側まで180度飛んじゃうのか。

そうやって分断させられれば反日側の思うつぼ、なのに。

脊髄反射してしまう方たちは、そんなにゆっくり調べたり考えたりできる時間がないのかもしれない、とうちの夫を見ていると思いもする。

夫も安倍さん&自民党叩きに回りそうな気配で、まるで私が教会の肩を持っているように見える(なわけないでしょ。あり得ない!)なんて言い出すのでさすがに頭にきてしまって、我が家にしてはけっこう派手に言い合いしながら私の知っている情報をあれこれ提示してみたけど、分かってくれたのかどうか…。

まあ、私は山上容疑者の背後には中共がいるだろうと思っているし、夫はCIAがいると思っているので話がかみ合わないのは仕方ないけど。

 

この際危うい新興宗教団体(与党になっているところも含みたい)はまとめて反社指定できるように法整備してしまえばいいし、本当に被害者を思い日本社会を良くしようと思うなら、そういう方向に世の中の議論が活発化するようにもっていくのがマスコミの本来の仕事のはず。

 

それに統一教会の掲げる教義に日本を貶める内容があるのは、そもそも韓国主導の史観だからなのだけど、それをちゃんと指摘して正そうとしないのはなぜ?

正しい歴史を知っていれば、韓国の主張が間違っていると理解できるし教義にだまされて言いなりになることもない。

日教組左巻き史観に、いまだに支配されている日本の歴史教育の現状を正常に戻すことは、教会にだまされることのない大きな武器になるのに、絶対にそこには触れないマスコミ、なぜかと考えれば答えは見えてくる。

尊敬する左派論者の思惑通りの視点に視聴者を誘導して、ただただ戦後レジームを守りつくすのがお仕事みたいなものなのだから、期待するのは無理な話なのだろう。

 

投票率が半分ほどしかない、政治への関心が薄い、国民の意識をもっと変えていかなければいけないし、家庭でも知人との会話でも、政治関係の話はタブーみたいになってしまっている無関心さが、いちばんの問題とも思う。

それこそが、アメリカ占領軍が日本が二度と立ち上がれないように戦後体制を徹底した効果が効いている証拠なのだけど、未だそれに気づいていない(疑問も感じない)日本人があまりにも多い現実が悲しい。

 

岸田首相、蒲生田政調会長の会見内容には失望してしまった。

まるでマスコミの魔女狩りに屈した格好。

法的根拠もないのに特定宗教を締め出すよう奨励するなんて、中世の宗教弾圧みたいな形になってしまう。

順序が逆。

どうして米子の市長のように毅然と、法整備を徹底して対策していくことを前面に出した態度を貫かなかったのか。

関係がどうのとか、マスコミの口車に載せられた言い訳みたいなことを言ってほしくはなかった。

 

安倍さんがいらっしゃらなくなって、日本は本当に危うくなってしまった。

注目の沖縄知事選はどうなるやら。

中国が虎視眈々と狙っている。

この先の日本がどうなっていくのか、見当もつかない。

でも、力のない一主婦がどんなに憂えたところで、なにかを変えていく力があるわけでもない。

せめて、安倍さんの蒔いた種がちゃんと育つように祈りながら、そういう後継者が育っていくことを願いながら、いち日本人として誇りを失わずにいたいと思う。

 

若い起業家の方々が立ち上げてくださったデジタル献花。

素晴らしい企画。

若い方が確実にバトンをつないでくださっているのは、なんて心強いことだろう。

初日で2万の方が献花し、さっき覗いたらすでに9万人を突破していた。

一つ一つのお花をタップして寄せられたコメントを読んでいると、涙がでてきてしまう。

 

まだの方はいかがですか。

こちらから▼

twitter.com

 

産経新聞「正論」元編集長の上島嘉郎さんが追悼としての動画で、安倍さんの政治家としての孤独をとても的確に語って下さっていて、これもやっぱり聴いていて涙がでてきてしまった。

 

私は安倍信者ではないけど(政策の中には賛成できないものもある)、一国を背負う立場に一人で立つという政治家の孤独は、一般人のわたしからは想像もつかない大変なものだと思う。

栄誉のためだったり担がれただけだったりで首相になって保身に走る人たちと違って、(爆弾になりうる病をかかえながらも)確固たる信念を持って、戦後から脱却した日本を作り直したいと思われていたことだけは、間違いなく伝わってきた。

夫なんかは、特に第一次政権のあたりでは単なる米国に尻尾を振っている犬政権に過ぎない、自分の保身しか考えていないとばっさりだったけど(今はある程度認めているもよう)、単に目の前のことしか見てないのか、先々まで大きなビジョンを持って、様々な圧力に耐えながら不屈に築き上げていこうとしているのか、わかる人にはちゃんと分かる政治家だったと思う。

 

そういう私の持っていた安倍さんの人物像にほぼ近い姿を、上島さんが静かに語ってくださっています。

www.youtube.com

 

長い長い文章になってしまいました。

家族間ですらこの気持ちを十分に共有できず歯がゆかったので、この文章は家族にも読んでもらいたくて書きました。

 

天国の安倍さんに届いたらいいな、なんて思いながら。

日本はもしかしたら沈みゆく船なのかもしれないけれど、私は日本人に生まれてよかったなと心から思っています。

先々を憂いすぎると頭が変になりそうなので、とにかく今は、手元にあるささやかな幸せだけは大切にいとおしんで暮らしていきたい。

 

そんな暮らしのことをまたゆっくり綴っていきたいなと思っています。

 

*最後までお読みいただきありがとうございました*

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