日々のことつづり

シンプル身軽を目指しつつ、好きやこだわりも大切に。暮らし見直し中主婦の日常を綴っています。

還暦を過ぎてからのわたし

還暦の誕生日を過ぎてはや2ヶ月。

相変わらずあっという間に月日は経ちます。

60歳の誕生日を迎える直前ごろは、この区切りは大きなものだから、ちゃんと人生設計を考え直して、ブログにも書いて、気持ちを整えなくちゃね、と思ってはいたのだけれど。

一日で綺麗に線引きができるものでもなくて。

結局、それまでと大きく変わらないままの日常に流されて今日に至っています。

我ながらなんともズルズルな性格。

 

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振り返れば、大きな節目だったのは20歳の誕生日。

本人にも周りにも特別な高揚感があった。

何かすごく大きな始まりの一歩というか。

10代を終えてステップアップすることを、晴れがましく誇らしく感じたように思い出す。

 

30歳の時も、似たような感覚があった。

いわゆる「若者」ではなくなり「ちゃんとした?一人前の?大人になる」というような。

 

それに比べると、40歳と50歳は、どう感じたかあまり記憶がない。

あ、50歳の時は「半世紀生きたのかぁ」という感慨はあったかな。

 

40歳の時は、子育てもそれに関わる人間関係や役回り、趣味のことなども、人生真っ盛りという感じで、なんか上に上がったな、くらいの感じだった気がする。

 

40代後半から少しずつ更年期の不調が出始めて、50歳を超えた時は正直それどころでなく、閉経を迎えまさにピークに突入という状態で、しんどかったという記憶しかない。

 

その更年期もなんとか乗り切り、しっかり5度目の年女と共に60歳の節目を迎えました。

昔なら、ここまででほぼ人生大往生。

よくぞ生き延びた、というところなのでしょう。

 

現代では、60歳なんてまだまだこれから、と言われる。

若い頃の感覚では、60歳を過ぎればもう「おばあさん」という認識があったけど、今の自分を含め友人や先輩の様子を見ても、おばあさん、とはあまり思えない。

ファッションやメイクで外見は好きに加工(笑)できるし、スマホやPCなんかも時代に合わせてまだまだついていけてるし、車の運転もそこまで不安という訳ではない。

 

だからまあ、今までと変わりなくズルズルと還暦越えできてしまった、という感じです。

 

とはいえ、大きな区切り、という気持ちはやっぱりある。

人生の先を考えれば、もはや明らかな終盤戦。

これからの20年の間に余命が尽きる可能性も十分にある。

この先の毎日は(ズルズル続けてるとはいえ)大事に生きよう、というのが頭のどこかにはあるようで、1日の終わりに今日も無事に過ごせたな、となんとなくほっとしたりする。

そのほっとする感覚が50代に比べてより切実に感じるあたりが、還暦を超えたという実感かもしれません。

 

実感といえば「からだ」については年齢を思い知らされるこの頃ではあります。

 

更年期は55歳を過ぎてだんだん落ち着いたのだけど、脱したと思えるようになった57歳過ぎ辺りからの体の変化が半端ない。

 

体重が3キロ4キロ…と増え。

お腹周りのぽっこり具合がそれはそれは立派になりました。

自分で言うのもアレなんですが、体型で悩んだことはほとんどない私だったのです。

身長166㎝に若い頃は体重40キロ台、出産後も50ちょい上辺りをずっと維持。

サイズは9号でまず大丈夫。

痩せの大食いの典型で、しっかり食べても太らないありがたい体質だった。

 

それが、還暦前の何年かの間に、え?という感じにどんどん体が重くなり。

お腹のお肉はもう、どうするのこれ、と言う事態に。

一番堪えるのは、茶道で正座を長時間できなくなったこと。

お腹は重いのに足腰は弱っているためか、畳に接している向こう脛がつってしまう。

一度つるとなかなか治らないので、お稽古そっちのけになり困ってしまいます。

知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってきて、背筋でしっかり上半身を支えておらず、脚への負担が増えたせいかもしれない。

 

夫もスリム体型なのですが、お腹周りはやっぱり立派になっているものの、体重が大きく増えているということはなさそう。

同じ還暦越えなのに、女性の方が体型がこんなに変化するのってなんだか悔しい。

 

それから顔の老化もけっこうきてます。

ここ2、3年でずっと老けたなと思う。

コロナ前あたりの写真ではまだ肌に張りがあったのが、近頃は全体的に弛んできたというか。

そう、体全体、顔も皮膚も、「下垂してきた」感じがすごくする。

下垂は体の内部もそうなので、内臓が下の方に落ち気味でお腹が出ちゃう、ということらしい。

これがいわゆる「老化」ってやつなのね、とそれこそ実感しています。

 

あと、猛暑の夏の間じゅう困るのが「顔汗」

じわじわ大量にふき出して、掃除をしながら下を向くと床にぽたっと落ちる顔からの汗にギョッとすることたびたび。

 

更年期の頃、ホットフラッシュになって、冬でも唐突に暑くなることがあったけど、顔汗もその頃からひどくなってきた気がする。

なんせ近頃の汗かきっぷりはひどい。

メークも落ちてしまうので、ウォータープルーフの日焼け止めBBに変えました。

顔用の制汗ジェルとかスプレーとか試してみるも、お気持ち程度の効果しかない。

もうとにかく大きめのタオルハンカチと、汗拭きシートに頼る日々。

先日、義姉と話していて、首や耳の後ろなんかも汗が流れるし、これってどこから?と考えたらもしや頭から流れてきてるのかも?と意見一致しました。

ほんとに嫌になるよね〜とおばさん2人で嘆き合ってしまった。

 

亡くなった母が顔から大汗を流しているのを不思議に思っていた若い娘時代、自分も同じ目に遭おうとは夢にも思っていませんでした(泣

 

今更ながら思うのは、還暦前の3、4年(つまり閉経後)ほどから、1年ごとの劣化速度が急にアップしたということ。

え、いつの間に?と後の祭りを思い知るのです。

 

この先も、きっと1年ごとの劣化に愕然としながら過ごすことになるのでしょう。

老いを受け入れながら、しっかり高齢者になって行くのねと覚悟しています。

 

老いというものと付き合って行く心構えをするきっかけとしては、還暦は大切な節目と言えるのかも、です。

 

ちなみに、衰える一方の筋力強化をめざして、今年からカーブス通いをしている。

こういう女性たちのニーズを拾い上げて展開しているあたり、カーブスなかなかやるな、と感心しちゃう。

 

からだは多少問題ありでも、心はまだまだやる気十分で元気なアラカン世代…

かというと、わたしの場合はそうでもなくて。

やる気十分というよりは、何度も書くようにズルズルと流れているだけで、昨日も今日も特に変わりはない。

変わらないでいられること自体は幸せなのかもだけど。

 

これまでそれなりに頑張ってきたので、今後はとにかく無理をしない、とは決めている。

 

「頑張らないで楽しめること」を優先する。

 

ここはできるなと思えばやるし、ちょっと無理と思えばさっさと諦める。

暮らしも人間関係も。

 

その代わり、少しでも気になること、気持ちが向くことがあるなら、放置しないでやってみようという思いや行動力はアップした気がする。

先が短いと思えば、放置している場合じゃないなとなる。

誰かに会いたいならアプローチしてみる。

行きたい場所があるなら行っちゃう。

金銭的問題さえクリアできるなら、欲しいものはポチってしまう。

…いや、買い物に関しては流石に考えるけど。

欲しいと思ってささっと買うものは、大体先の短いもの。

それから、老いていく今後の自分たちにとって使用感がよさそうなもの。

見栄えがいいとかよりも、人生全うするまで気持ちよく使えるか、を考えてしまう。

 

この先何年使えるか、着られそうか…今までは割と無制限というかかなり漠然としか捉えていなかった自分の未来が、10年?5年?いや3年?と先を短く計算しがちになった。

大型家電にしても、今度買い換えたら次はないかもしれないし、車なんて絶対に次に乗るのがラストになるだろうし。

 

放置してる場合じゃないのは、断捨離も同じ、です。

 

ブログを始めた当初は、還暦を迎える頃には家中の断捨離を完了していたいものだとイメージしていたけれど、手付かずのままのところはまだありまして。

やはりあれです、納戸や押入れなどは扉を閉めて目につかないと、普段の生活には支障がなくて無視できてしまうから意識から抹消されてしまうのです。

 

娘が独立して、たまに帰省するために部屋は残してあるものの、この先この家もどういうことになるのかわからない。

夫と2人だけで住むならもっとコンパクトな住まいがいいのは分かっているけど、手放すとなると簡単な話ではない。

老後という言葉がグッと身近になった今は、そういうことも考えていかなきゃいけない。

 

箱=家はすぐにどうともできなくても、中身を減らすこと=断捨離は確実にすぐにできること。

どんどん進めるのみ、です。

 

今後の人生、夫と2人で過ごす時間のことも考えます。

定年のない職種なので、まだ結構な先まで夫は現役だろうとは思う。

 

今までも週末には、買い物や家の中のメンテナンスを一緒にする以外に、トレッキングや低山ハイキングに出かけたりしてきました。

道具を使ったり特別な練習をしたりしなくても、簡単な装備があれば出かけられて、一緒に行動しやすいので、いつの間にか共通の趣味になりました。

 

60代の登山愛好者は多いけど事故も多い。(最近は熊も多いし怖い!)

油断せず無理せず、今後も出かけるつもりです。

 

それから旅行にも行きたい。

若い頃は老後の海外旅行を夢見たりしていたけど、いざこの歳になってみると、海外なんかよりも国内のまだ行ったことのない土地に俄然食指が動かされる。

夫も同意見なので、これから季節ごとに国内を旅したいと思っています。

 

あとは。

友人と着物でお出かけをしたい。

書道に再チャレンジしたい。

高校数学を学び直したい…!?←って唐突ですが、ずっと思ってきたことで。

夫を先生に教えてもらおうと、こっそり教材を集めたりしていますw

 

書いてみるとまだまだやりたいこと、結構ある。

ほんと、放置してる場合じゃない。

 

とりあえず、今日は押入れから客用布団を引き摺り出しました。

ずっと見たくなかったお布団の山と、今週は格闘します✊

ぷっくりかわいい 風船かずらの実

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